16世紀にスペインがメキシコを侵略し、中南米を経て南下、ペルー、チリ、アルゼンチンまで騎馬文化が伝わり、その後ポルトガルがブラジルを植民地化し、ヨーロッパの国々の移民によって[鐙」も、各地でその土地の風土にあわせ、多様に変化した。素材も木、革、鉄、真鍮などで作られ、世界で最も形状の変化に富んでいる。
 PASOと呼ばれるペルー馬に使用

される木製の箱形の「鐙」や、GAUCHO(ガウチョ)と呼ばれる南部の牧童が使用する物には奇抜で大胆な形状の「鐙」が多い。ボリビアの木を刳り貫いた「鐙」には4〜5世紀の「壷鐙」を思わせる物もある。
 真鍮製の物は、 オランダ靴鐙(Dutch Shoes)、征服者鐙(Conquistador)、 植民地鐙(Spanish Colonial)など様々な呼び名がある。


I am a member of The International Club of spurs, stirrups, bits, saddle Collectors