朝鮮半島には、中国北方騎馬民族によって仏教と共に、4世紀ごろ伝わったとされている。高句麗時代の古墳からは「輪鐙」のほか、金銅製の馬具一式が発掘されている。
 5〜6世紀の古墳から、初期の原始的な木製の「輪鐙」に、鉄の板状の物を張り付けた「木芯輪鐙」が各地から発見されている。
 7世紀の統一新羅時代には、この時代特有の壷を横にした形の「壷鐙」が見られるようになる。13世紀モンゴル帝国の支配下の後、李朝時代になると、実用的な形状になり、鉄地に李朝特有の、吉祥紋様を金や銀で象嵌したものが多く見られるようになった。


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